現代ビジネス
2020.08.06
小笠原諸島・父島「ウミガメ保全活動」を現地レポート
【企画概要】
講談社は、国連の呼びかけで発足したSDGメディア・コンパクトに参画し、SDGsに関する世論を喚起する活動を積極的に行っています。今回は、「三方よし」の企業理念のもと、地球環境や社会課題への対応を経営方針の最重要事項の1つにすえ、サステナビリティ推進に向けた社員への教育・啓発活動に力を入れている伊藤忠商事の環境保全活動に着目しました。同社では、2016年から生物多様性保全のため、絶滅危惧種であるアオウミガメの保護活動をサポート。2018年からは、社員がボランティア休暇を取得し、アオウミガメの繁殖地である小笠原諸島・父島で保全活動に参加するツアーを開催しています。
『現代ビジネス』では2019年のツアーに密着し、社員とその家族8名がウミガメの放流などを体験した活動の模様をレポート。それぞれの社員の方の心に、豊かな自然と生物多様性を守ることへの想いが芽生え、企業活動とSDGsが循環する様子を伝えることで、SDGメディアコンパクトとしても有意義な記事となりました。
【反響・エピソード】
父島でウミガメ保全活動を行うNPO法人「エバーラスティングネイチャー」のスタッフが夜通しウミガメが産卵する浜辺をパトロールする様子に密着。卵を掘り返し人工孵化させるという地道な保護活動の様子は、現地取材だからこそ臨場感をもって伝えることができました。「結果が出るのは30年後」という長期的な保護活動にとって、伊藤忠商事の支援は資金的なサポートとしても非常に大きいのですが、それに加え、社員一人一人が実際に活動することで生物多様性を守る心が芽生える様子が印象的でした。企業活動と両輪で循環させていくという、新しいサステナビリティ推進のかたちに触れる貴重な企画となりました。
「父島のウミガメ保全活動は、保全だけでなく捕獲を同時に行う世界でも珍しい例で、長年の保護活動により産卵巣数は右肩上がりである」「ウミガメ目的で多くの観光客が訪れる一方、観光客がウミガメの習性を熟知してないがゆえに、子ガメが生まれる機会を奪ってしまうこともある」など、ウミガメ保全活動の現実や、各章に加えたウミガメに関するTIPSも、夏休みの小中学生向け読み物として好評でした。
【媒体】現代ビジネス(2019年8月15日公開) 【広告主】伊藤忠商事株式会社