VOCE
2019.07.29
進化を続ける「VOCEベストコスメ」特集!
編集長が舞台裏を語る
VOCE2019年8月号(6月22日発売)より |
第一特集として、年2回組まれる「VOCEベストコスメ」について、まずは概略を教えてください。
高橋編集長「美容のプロが厳正審査して決める新製品コスメのグランプリです。毎年1月から6月発売のアイテムは8月号(上半期)、7月から12月発売のアイテムは1月号(下半期)で誌面化します。審査員は、業界を牽引するジャーナリストやヘアメイクアップアーティストを始めとした、美容のプロフェッショナルだけで構成します。2019年8月号では、私たち編集スタッフも含めた57名で、VOCEベストコスメを選考しました」
これだけの人数の美容スペシャリストに依頼し、選者たちの意見を集約するのは、かなりの労力が必要ではないでしょうか?
高橋編集長「前提として"信頼度No.1のベストコスメ企画"を目指しているので、美のプロによる厳正な審査を反映させることが必須だと思っています。数多くの著名なスペシャリストよる高いクオリティをVOCEベストコスメが築き上げてきた歴史があるからです。新しく、このレベルのベストコスメ企画を作るのはかなり難しいと思います。雑誌を代表するコンテンツでもあるので、労力は惜しまずつぎ込んでいます。そして、実は、この投票結果を集計する作業が、かなり大変なのです。そこで、VOCEベストコスメ専用の集計システムを構築しました」
なるほど、これだけの人数と商品数だと、大変な作業でしょうね。それに手作業と違って、集計で間違いようがないのも良い。
高橋編集長「絶対に間違いは許されないですし、デジタル化によって集計作業が楽になれば、スタッフが編集業務により専念できます。結果として、高度な誌面作りにチャレンジできるわけです」
VOCEベストコスメの誌面作りで、チャレンジしているのは何でしょうか?
高橋編集長「"使える"という要素ですね。昔はベストコスメに選定されたアイテムを、キレイに撮影し、イメージ寄りで紹介するスタイルだったと思います。今は、受賞した商品の情報を、より深く掘り下げるようなカタチで構成します。例えば、ファンデーションなら、テクスチャーやパフも合わせて紹介。パフに至っては、直径や厚みがわかるよう、何cmというサイズまで載せています。ベストコスメ特集と言えど......、だからこそですね......、使った時のイメージを読者に共有してもらうのが編集方針です。ただし、情報が多いからといって、それを読みづらさの理由にするようなことはしません。格式のある企画のなかで、"使える"実用要素を、徹底的に整理してデザインに落とし込んでいます。裏テーマは、美容好きが眺めて、美容ゴコロがメラメラと燃えてくる誌面です(笑)」
上半期と下半期の年2回、VOCEベストコスメ特集を組まれていますが、各受賞部門の掲載順や、スペースは、どのように決めているのでしょうか?
高橋編集長「企画のキモになるのが、ページ編成。その期のトレンドがわかるようなページネーションを意識していますね。選考部門自体も毎回ラインナップを変えているんですよ」
部門を毎回変える理由はなんでしょうか?
高橋編集長「受賞部門のラインナップをFIXしてしまうと、ある特定の部門の新製品が少なかった場合、容易にベストコスメが選出されるわけです。毎回、選考対象となる部門ラインナップを再考することで、その不公平感をなくせます。また、新設された部門は盛り上がっているカテゴリーであることの証です。特集を通じて、読者には最新のコスメトレンドも体感してもらいたいです」
2019年上半期VOCEベストコスメ受賞トロフィー例 |
VOCEベストコスメは、毎回進化を遂げているというわけですね。逆に、「これは変えません」という部分はあるのでしょうか?
高橋編集長「言うまでもないですが、公正なる審査ですね。この姿勢を長年続けてきたことで、VOCEベストコスメの受賞に価値が生まれたと思っています。読者には『VOCEのベスコスはガチ』という信頼感が浸透していますし、選ばれる側の化粧品会社の方たちからも『VOCEでベストコスメがとりたい』というお声をいただいているのは本当に嬉しいですね。実は毎回、1位の受賞トロフィーを作り、各ブランドやメーカーを訪問し、手渡ししているんです。素晴らしい新商品を世に出してくれたことへの感謝の印です。新製品があってこそのVOCEベストコスメですから......。この儀式も、変わることはないと思います」
6月22日に発売されたVOCE8月号では、2019年上半期のVOCEベストコスメを発表。美白効果に優れたアイテムなど、最新のコスメトレンドがわかるバイブルと言えそうです。ぜひ、ご注目ください。
なお、VOCEベストコスメに選出されたアイテムは、「ベストコスメ受賞ロゴ」を有償使用することができ、販促ツールとして高い評価を得ています。ロゴ使用について等、ベストコスメ企画に関する広告使用に関して、詳しくは、お問い合わせください。